J-PlatPatを用いた特許調査方法

~化学系・食品系の技術者・知財担当者がテキスト検索から一歩踏み出すテクニックを習得する~

世の中のIT化の流れに乗って、特許庁出願専用の端末機器からパソコンに変更されたことや、専用回線からインターネットに変更されたことは弁理士に多大な恩恵を与えました。
特許庁の提供する特許文献データベース「特許情報プラットホーム(J-Plat Pat)」は、2018年3月に、検索機能を特許審査システムと共通化するよう、大きく機能改善されました。
特に、従来のテキスト検索にFIやFタームを用いるインデックス検索を組み合わせることが可能になり、その結果、検索機能がほぼ審査官レベルへと進化しました。また、高度な近傍検索や外国特許公報の英文テキスト検索も可能となりました。
J-PlatPatやその前身にあたるIPDLが始まって20年以上経ちますが、2018年の機能改善と機能追加は、有効な検索には有料データベースがとかく必要であったという垣根をなくす点で特許検索元年といえます。


2018年以降も段階的に、特許検索者の望むような機能改善が追加されています。最近、特許調査結果を出願・権利存続案件で絞りこめるようになりました(リーガルステータス機能)。この絞り込み操作は、特許庁審査官の行う特許性調査とは関係ありませんが、われわれが権利侵害予防調査を行うにあたってたいへん便利な機能です。

発明者が自身の発明を独創的なものと思っていても、客観的に証明されてこそ、発明としての真の価値が生じます。その価値は、特許調査を経て、さらに特許化された暁に証明されるものです。
特許調査は、特許業務を専門としない者にはとっつきにくいものですが、自分の研究・技術分野の調査を自分で当たり前のように行う時代です。ぜひ、J-Platpatを用いた特許調査をマスターしてください。

特許庁(INPIT)では、J-PlatPatを用いた特許調査のテキストがいろいろと用意されています。
初級テキスト:J-PlatPat操作マニュアル特許文献検索実務(理論と演習)[第四版]
中級テキスト:
上級テキスト:国際特許分類、FI、Fタームの概要とそれらを用いた先行技術調査先行技術文献調査実務[第六版]

初級テキストには書いていない検索手法を試行錯誤で行うと、あっという間に時間を費やしてしまいます。上記のように、中級者レベルのテキストは手薄です。このサイトは、中級テキストを補完する目的で、食品及び化学系の特許検索に有用なtipsを紹介します。

以下に示す多くの内容は、JPlat-Pat調査の実践に基づいていますので、独断や間違いがあることや、内容が変更されることを予めご了承ください。

コンテンツ

国内特許調査

   ・特許公報のフロントページ(書誌情報)

   ・特許公報のコンテンツ

   ・特許調査の種類

   ・特許調査のフロー

      ・特許番号検索

      ・キーワード検索
    ・・テキスト検索とインデックス検索と複合検索 
         ・・テキスト検索
    ・・インデックス検索      
           ・・・Fターム検索                          

      ・検索論理式
    ・・検索論理式の編集、保存と再利用
        ・・CSV出力
        

      ・経過情報照会
       ・・出願情報
       ・・ 経過記録
        ・・外部検索報告書
・・審判情報照会
・・分割出願情報
         

外国特許調査

  ・J-PlatPatを用いた外国特許調査

     ・外国特許の和文テキスト検索

     ・外国特許の英文テキスト検索

     ・OPD照会

非特許文献調査

      ・J-Plat Patを用いた非特許文献調査     

  ・Google Scholarを用いた非特許文献調査

国内特許調査について

特許公報のフロントページ(書誌情報)とは

発明の内容を世界標準の形で発信するためのフォーマットであり、主に一次検索に必要な情報を多く収載しています。

上に示したフロントページは、PCT出願の国内再公表公報のものですが、収載される情報は、国内出願の公開公報でも同様です。

具体的には、出願人、出願番号、発明の名称、出願日等の書誌的事項の前に、(71)、(21)、(54)、(21)といった、WIPOが決めたINIDInternationally agreed Numbers for the Identification of Data)コードが付記されます。コード番号を見れば、何の項目か判断がつきます。

フロントページには、さらにIPC分類、FI(ファイルインデックス)、Fターム、審査官フリーワードといった発明の技術的特徴を特徴づけるタグ(検索キー)が付記されています。

フロントページには、さらに、出願人の作成した
・要約(発明の課題と解決手段)
・選択図(図がある場合)
が転記されます。
要約の記載内容が公序良俗に反する場合(例えば登録商標を記載)は、適宜、職権訂正されます。したがって、要約書は特許請求の範囲の補正をサポートする根拠として使用できません。

フロントページの英文抄録(PAJ、Patent Abstracts of Japan)は、人の手によって翻訳されています。

特許出願の書誌情報とPAJは、Espacenet、USPTO等の外国特許庁のデータベースへ情報提供され、外国特許庁審査官や世界各国のサーチャーによって利用されます(→外国知財庁との産業財産権情報の交換と情報利活用)。
したがって、特許出願は、未審査請求を含めたすべてに特許情報が付されて、世界中に公開されます。
外国特許庁の審査官は、英訳された要約のみを見て、拒絶理由通知の引用文献に採用することがままあります。

コンテンツ

特許公報のコンテンツは

下図に示すように、世界標準の記載形式を採用しています。
発明を出願する際には、世界標準の順序を守ることが大事です。

発明の内容を記載した文書を「明細書(Specification)」といいます。
明細書の記載の流れもまた世界共通ですが、通常の文章と違って、項立てしないのが一般的です。


明細書の内容をもとに要約を記載します。要約は、特許出願公開公報のフロントページに転載されます。
要約が不備の場合は、特許庁によって職権訂正されます。そのこともあって、要約の記載に基づいて明細書を後で修正することは許されません。
なお、特許公報には、要約は載りません。

コンテンツ

特許調査の種類は

大きく分けて、先行技術調査(新規性調査)、権利調査(権利侵害予防調査)、技術動向調査、特許無効化調査の4つです。
各特許調査の内容と勘所を、下の表にまとめました。

研究開発前/中/後
調査の種類調査の目的調査のポイント
技術動向調査研究テーマを探す、
重複する研究開発を防止する、
他社出願をウォッチする、
特許マップを作成と活用する
調査対象は、すべての期間の公開特許公報の明細書全体である、
外注検索報告書の活用、
検索論理式の作成保存
定期的調査が必要
特許出願前
調査の種類調査の目的調査のポイント
先行技術調査
(新規性調査)
出願前の発明が公知かどうかを確認する、
X,Y文献を事前に察知する、
特許請求の範囲を適正化する、
拒絶理由通知を未然に防止する
調査対象は、すべての期間の公開特許公報の明細書全体である、
新規性違反新規性調査の例を知る
製造・出荷・販売前
調査の種類調査の目的調査のポイント
権利侵害予防調査
(クリアランス調査)
自社製品の特許侵害を回避する調査対象は、過去20年間の、
生きている出願/特許の権利書である特許請求の範囲に絞る、
出願審査書類情報照会や登録情報照会を確認する、
判断の前提である権利一体の原則を知る、
出願包袋禁反言の原理を利用する
クリアランス調査で侵害が疑われる特許が見つかった時
調査の種類調査の目的調査のポイント
特許無効資料調査
(公知例調査)
侵害が疑われる他社特許を無効にする資料を探す調査対象は、他社特許の出願日(優先日)以前の公開特許公報の明細書全体である、
外国特許調査、ウェブアーカイブ調査が主体になる、
進歩性違反の論理を学ぶ

技術動向調査(他社ウォッチ調査)及び特許無効資料調査は、攻めの特許調査といえ、結果が目に見える点で評価し易く、人、資金などの資源も投入し易いです。

一方、技術動向調査(新規性調査)及び権利侵害予防調査は、守りの特許調査といえますが、結果が見え難い点で評価され難い点で、どうしても二の足を踏みがちとなり、トップダウンの決定が必要となります。トータルの知財コストを抑え、企業の社会的責任をまっとうし、企業イメージ低下を防止するなどの総合的観点から、守りの特許調査の重要性は大です。

各特許調査は、目的に応じて、検索論理式の細かな設定、検索のタイミング、検索期間等が少しづつ変わります。

コンテンツ

特許調査のフローは

基本的に以下のとおりです。

① 調査対象となる発明の認定

  ↓

② 特許検索論理式の作成

  ↓

③ 検索

  ↓

④ 検索結果のレビュー(書誌情報、要約の抽出等)

  ↓

⑤ 調査対象の発明との対比検討(X、Y、A文献への格付け等)

実効性のある特許検索とは、漏れが低く(再現率が高い)ノイズも少ない(適合率・精度が高い)高品質な結果を短時間に効率よく行うことにつきます。

そのような検索方法を取得する近道は、
一般論として:
J-PlatPatの検索ルールを学ぶ必要があります。J-PlatPatの検索テクニックを体系的に説明する成書がほとんどない状況なので、特許調査の実践や試験を積んで体得するしかありません。
各論として:

技術者が知財関係者の担当する特定技術分野について、検索を数多くこなし、当該分野の経験を積むことです。当所や審査官も同じですが、関係する特定技術分野のスペシャリストになれればよいのです。

一般論の説明は、このページで紹介します。

各論の説明は、このサイトのページの機能性食品の特許調査化粧品の特許調査

が参考になります。


コンテンツ

特許番号検索とは

特許の出願公開番号や特許番号を用いた最も初歩的な検索方法です。この検索では、特許番号や特許出願公開番号を知っていないとはじまりませんので、目的は限られています。

何等かの番号を入手したら、J-PlatPatの特許・実用新案番号照会/OPDを開き、以下の図に示すフローに従って特許番号検索を行います。

特許・実用新案番号照会
特許出願番号検索例

特許出願番号検索結果

特許文献表示

特許文献表示

コンテンツ

キーワード検索方式とは

[キーワード/構造タグ]の組合せを少なくとも一つ以上を採用する、最も有効な検索方法です。

J-PlatPatで使用できるキーワード検索方式には、
テキスト検索
フリーワード(統制語)検索
インデックス検索
があり、これらを併用可能です。

特許庁の使用するフリーワード検索は、あらかじめ蓄積された統制語を用いて検索します。フリーワードには、審査官フリーワード、しおりフリーワード及びパトリスフリーワードの3種類がありますが、J-PlatPatで使用できるフリーワードは審査官フリーワードのみです。フリーワード検索は、概念的にテキスト検索とインデックス検索の中間に位置しますが、テキスト検索時の規則は大きく異なります。

キーワード検索は、J-PlatPatの特許実用新案検索選択入力を選択すると、簡単に行うことができます。

フリーワード検索

検索窓は、テキスト検索とインデックス検索を(必要ならフリーワード検索を追加して)混成できますが、一つの検索窓内に複数のキーワードを入れるとそれらはor検索になり、複数の検索窓間に入れるとそれらはand検索になります。

コンテンツ

テキスト検索とインデックス検索と複合検索

テキスト検索とインデックス検索の特徴を、以下に示します。

テキスト検索インデックス検索
長所・発明のキーワードを直観的 に使用できる。
・最新の技術用語を検索できる。
・用語、物質名に特徴があ る場合、特に有効。
・出願人、発明者の検索ができる。
・その概念を示す技術用語が 複数あっても、一つのター ムでとらえることができ る。
・適切なワードがない場合に も有効。
・類義語や幾何学的特徴(形 状・位置関係)を漏れなく 拾える。
短所・ノイズや検索漏れが多い。
・シソーラス・類義語を網羅し ないと漏れの危険性大。
・適切なワードが必要。
・概念の幅が広く、曖昧だとノ イズが多くなる危険。
・分類及び付与の傾向について理解が必要。
・最新の技術について整備されていないことがある。

テキスト検索とインデックス検索とを併用する検索方法を、ここでは複合検索と呼んでいます。
複合検索のしかたは、2018年3月以降に可能になりましたが、これによって検索効率が格段に上がりました。

テキスト検索あるいはインデックス検索のどちらかを好むのではなく、両者の長所を活かすように組み合わせた複合検索がベストです。

複合検索の基本的な考え方は、
 ・1次検索(検索窓1や検索論理式)で、FIやFタームを指定して、技術分野や技術の特徴を漏れの少ない母集団(概念)を絞り込む、
 上記母集団に対して2次検索(検索窓2以降や検索論理式のand検索の付加)としてテキスト検索を行うことでノイズを減らす
のです。
このような考え方は、何も目新しいものでなく、特許庁審査官の使用する「クラスタ検索システム」において、当たり前に採用されています。

(→(上級)特許調査研修(審査官の視点に近づこう!)テキスト:国際特許分類、FI、Fタームの概要とそれらを用いた先行技術調査[第四版])。

テキスト検索とは

検索したい技術を特徴づけたキーワードを自分で指定し、それを/(半角のスラッシュ)を介して、発明の名称、全文、書誌的事項、明細書、実施例、要約といった対象(構造タグという)を指定する検索方式です。

テキスト検索で漏れを少なくするためには、キーワードの上位概念や異表記の抽出や近傍検索の使用といった検索のコツを駆使する必要があります。

異表記や同義語の抽出には、 JSTシソーラスmapの活用(使い方)が有効です。

キーワードの一つの長さは、全角文字で最大20字(半角を混ぜても最大20字)です。

キーワードの揺らぎについては、以下のルール:

・アルファベットの全角、半角、大文字、小文字の違いは気にしなくてよい
・拗音(小さな文字の「ゃ」と普通の「や」)、促音(小さな「っ」と普通の「つ」)の違いは気にしなくてよい
・長音(ー)の有無を判別できないので、表記する必要があるが、演算子マイナス(-)以外の異表記(長音、ハイフン、ダッシュ)は気にしなくてよい

があります。

テキスト検索の結果一覧から、一つの公報を選んでクリックすると、検索に用いたキーワードがウエブ上にハイライト表示されます。ハイライト部分を追っかけることで、検索内容が検索目的と合致しているかを容易に判断できます。

コンテンツ

インデックス検索

分類検索とも呼ばれ、検索式に構造、組成、観点等についてあらかじめ決められたインデックスと構造タグ(FTやFI)とを/(半角のスラッシュ)を介して指定する検索方式です。

J-PlatPatの特許実用新案検索のキーワード検索のテンプレートでは、
テキストやインデックス等の条件を指定して、条件を論理式に展開をクリックすると、検索論理式を自動的に作成してくれます。この機能は、展開された検索論理式を後で簡単に修正するのに重宝です。

インデックスのいろいろ

インデックスには、以下の4種類があります。

インデックス構造タグ内容
IPCIP国際的に統一されて用いられている、特許文献の技術内容による分類。
ファイルインデックスFI日本特許庁が審査に用いる、IPCを細分類化したもの。
CPCCP欧州、米国等で採用されている、IPCを細分類化したもの。
FタームFT日本特許庁が審査に用いる、テーマコードと技術的観点(目的、機能、構造、材料等)で細分化したもの。

Fタームとファイルインデックスは、国内特許文献の検索に重要です。
Fタームとファイルインデックスの選択や併用は、各技術分野のインデックス付与状況によって使い分けます。

CPCは、外国特許文献調査(US,EP,CN,KR)において、IPCやFIの代わりになります。

コンテンツ

検索に使用するFI又はFタームを探す方法には

以下の方法があります。
・PMGSの利用 
・分類コードランキング参照 ⇒ IPCメイングループ抽出(例:A61K8)
・技術の近い公報取得  ⇒ FIキーワード抽出(例:A61K8/〇〇)
などがあります。

PMGSの利用

J-PlatPatの特許実用新案分類照会(PMGS)の頁を開きます。

特許・実用新案分類照会(PMGS)

キーワード検索を選択してから、キーワードに、FI/ファセット又はFタームを選び、
キーワード(例えば化粧料+化粧品)を入力します。

PMGS使用例


検索結果一覧を見ると、化粧料又は化粧品の文字にハイライト付いたFIリストされるので、リスト一覧から最も重要そうなFIやFタームのテーマコード(この場合は4C083)を入手します。

PMGSを用いた検索の問題点はヒットの確率が非常に低いことです。Fタームリストの充実化が強く望まれます。

コンテンツ

分類コードランキング参照

PMGSでヒットしない場合、技術分野の近い特許に記載されたFIやFTをこまめに拾ってゆくしかありません。

分類コードランキングを参照する方法を、以下に示します。

まず、J-PlatPatの特許・実用新案検索にて、検索対象に発明のタイトルや要約を指定して、検索したいフリーワード(この例では保湿組成物)を指定して、検索をかけます。

検索結果一覧の分類コードランキングをクリックします。

多数頻出するFI(この例では、A61K8とA61Q19)をそれぞれクリックして、保湿組成物に当てはまるFIを絞りこみます。

また、右端にあるFタームコードをクリックして、保湿組成物に当てはまるFT(後述)を絞りこみます。

特許・実用新案フリーワード検索
特許検索分類コードランキング

コンテンツ

特許分類コードランキング抽出
ファイルインデックス(FI)展開

Fターム検索とは

技術内容を審査用にタグ付けしたデータベースです。

技術分野に応じて整備されていますが、技術的にまとめにくいもの(例えば機能性食品)は作られていません。技術の新しいものは、出願数の動向を見ながら新しく作られる可能性があります。

下図は、J-PlatPatのPMGSにて、化粧品のFターム(4C083)を指定し、技術的観点AA00の短冊を展開したものです。

Fターム参照

AAは、階層構造になっていることがわかります。
右上のリスト検索(+)をクリックすると、4C083 全体の技術観点のリストを入手できます。

Fタームテーマコード

例えば技術的観点のAB60、AD70、BB60の□にレ点を入れて、特実検索にセットクリックすると、以下のように、特許・実用新案検索の選択入力窓に、Fタームと各インデックスの組合せが指定されます。各インデックスは、or検索になります。

Fタームを使用した検索例

Fタームを使用した検索結果

コンテンツ

インデックス検索とテキスト検索を組み合わせた複合検索の仮想事例を以下に示します。

例題「コラーゲンとドクダミを含んだ保湿化粧品」の新規性調査
背景: コラーゲンを含む保湿化粧品は公知であるが、今回、ドクダミを添加することで化粧品の保湿性が向上することを発見した。この発明を特許出願する前に、発明として新規なもの(X文献がない)かを調査する。

手順1.発明を構成要件へ分解
 コラーゲン、ドクダミ、保湿化粧品

手順2.検索方針の決定
・主要成分であるコラーゲンを特許請求の範囲内で検索する
・新規成分であるドクダミを明細書全体で検索する
・製品の種類を基礎化粧料に指定する

順3.検索式の準備
・テキスト検索用キーワード(上位概念、異表記、同義語を含む)の選定
・インデックス検索用FI又はFタームの選定

手順4.検索オプションの選択
・テーマコード指定 化粧料4C083
・日付指定(調査の目的に応じて、公知範囲を指定)なし
・登録案件検索(登録日有りで絞る場合は、レ点を入れる)なし
・リーガルステータス検索(出願・権利存続中案件に絞る場合は、レ点を入れる)なし
・ステージ検索(-、審査請求前、審査中、特許有効等から一つを選択)なし

 上記検索をかけた際、検索の対象となる公報は、自ずと特許出願公開公報になるのが一般的ですが、出願公開時の特許請求の範囲(クレーム)にヒットワードがなくても、特許公報にヒットワードがあることがあります。したがって、特許検索は、特許出願公開公報と特許公報の両方に対して行っているようです。

年度別数 = 技術動向把握

出願日や公知日でソートします。
各公報の要約、図面やクレームを縦覧することによって、発明の内容を把握します。

検索結果が多いときは、検索論理式を再検討し → 再検索します。

出力は、公知優先⇔登録優先を切り替え可能です。
 ∵出願から5~6年以内の経過をウォッチすれば、特許出願の法的状態は確立していると考えられます。

検索論理式の自作

上で説明した特許・実用新案検索の選択入力方式は、直感的で簡便な検索には非常に役にたちますが、複雑な検索式(例えば3単語近傍検索)が作れないなど、使い勝手に限界があります。

特許検索に慣れてくると、論理式入力の窓に式を自在に作れるようになりたいと考えるのではないでしょうか。

テキスト検索及びインデックス検索の検索論理式を作成するためのルールを学ぶのに参考となるテキストは、J-PlatPatの検索のコツですが、機械、電気から化学まで通じる一般的な説明となっています。また、完全一致や部分一致等の和文検索には必要のない情報も多々あります。

そこで、主に化学系の検索に的を絞って、いくつかの要所を以下に取り上げます。

キーワード検索によく用いる構造タグ

キーワード検索の検索項目に必要な構造タグは、以下のものを知っていれば充分かと思います。

検索項目構造タグ
ファイルインデックスFI
FタームFT
審査官フリーワードFW
全文+審査官フリーワードAL
全文TX
要約AB
特許請求の範囲CL
明細書SP
実施例EI
発明の名称TI

テキスト検索の構造タグの使い分けを例示します。

検索対象検索論理式
実施例アルコール/EI
明細書アルコール/SP
特許請求の範囲アルコール/CL
発明の名称、特許請求の範囲及び要約アルコール/(TI+CL+AB)
全文アルコール/TX
審査官フリーワード??アルコール/FW
全文及び審査官フリーワード(??アルコール+アルコール)/AL
※構造タグFWは、主テーマコードを設定した場合は省略できます。

[検索キー/構造タグ]の最小単位を2つ以上連結するための演算子

演算子内容
*and検索プロピレングルコール/TX*グリセリン/TX
+or検索A61Q1/00/FI+4C083CC11/FT
not検索ステアリン酸/TXステアリン酸アスコルビル/TX
[検索キー/構造タグ]の最小単位を連結するための演算子は3種類です。
and検索やor検索は汎用され、not 検索にはあまりなじみがありませんが、not検索は検索履歴の重複を避けるために使えます(↓履歴演算)。
[]や()の演算子を活用して、検索の意図がわかりやすい、また文字数を削減して検索時間を短縮するような検索論理式を作成します。

検索式中で特殊な意味を持つ演算子

下表にリストする半角の記号は、検索論理式の中で特別な意味を持っています。
これらの演算子をテキスト検索のキーワードに含めると検索エラーとなります。

記号演算子内容
/スラッシュ①検索キーと構造タグとを仕切る。
②IPC、FI等のサブクラスとメイングループとの間を仕切る。
4C086BA01/FT
A23L33/00/FI
$ドルマーク階層無視記号
下位階層の排除することでノイズを減らす。
$4B018MD33
@アットマークFIの分冊識別記号を区切る。A61K35/14@A/FI
クエスチョンマーク1文字のワイルドカード化。エリ?リトール
??ダブルクエスチョンマーク統制語検索の前方及び/又は後方に任意文字を付加する。
中間一致は検索されない。
テキスト検索には用いない。
??ツボクサ/FW
??ツボクサ/FW+ツボクサ/TX
シングルクォーテーション?の使用時に両側を挟む。エリ?リトール
()丸括弧①複数のキーワードを一つの構造タグでまとめる、又は
②複数の構造タグを一つのキーワードでまとめる
ことで複合条件検索時の字数を削減する。
(ルテイン+アスタキサンチン)/TX
②ルテイン/(AB+CL)
[]括弧検索の塊に優先順位をつける。
三重括弧まで可能。
4B018MD15/FT*[4B018ME06/FT+4B018ME10/FT]
,カンマ①近傍検索の単語を区切る。
②FIの展開記号を区切る。
③NOT検索の単語を区切る。
ブチレン,3C,グリコール
酸化チタン,99N,被覆,99N,シリカ/CL
A61P43/00,147/FI
グリセリン,NOT,ジグリセリン/TX
Nエヌ近傍検索の語順指定なし
Nの前に空隙の(1~99)を入れる
(ステアリン酸+ステアレート+ステアラート),5N,ステアリル/(CL+AB)
Cシー近傍検索の語順指定あり。
Cの前に空隙の(1~99)を入れる。
亜硫酸,2C,(ナトリウム+ソーダ)
{}波括弧①3単語近傍検索の語順指定なし。
②3単語近傍検索の前方優先。
③3単語近傍検索の後方優先。
{ステアリン,PEG,グリセリル},3N
{ステアリン,5C,PEG},5N,グリセリル
ステアリン,7N,{PEG,5C,グリセリル}
NOTノット拡張not検索リン酸,NOT,リン酸アスコルビル/TX
リン酸,NOT,リン酸アスコルビル/TX*リン酸,NOT,イソリン酸/TX
ステアリン酸,NOT,ステアリン酸アスコルビル/(TI+AB+CL)

検索論理式を自作するためには、上記した演算子を使いこなせることが極めて重要です。

説明したルールを守って演算子を駆使すれば、最大500文字までいくらでも長い検索論理式が作成可能です。

どのような検索論理式を作ったらよいかは、技術分野、FIやFタームの付与状況、特許調査の内容等でいろいろと変わります。

技術分野の例として、機能性食品化粧品の特許調査をまとめましたので、ぜひそちらもご参照ください。

コンテンツ

特許検索論理式の修正、保存と再利用

検索論理式の修正

選択入力方式で作った特許検索論理式は、適宜、修正可能です。当たり前ですが、論理式入力で自作した検索論理式もまた、修正可能です。

特許検索論理式の保存と再利用

履歴演算
J-PlatPatの出願経過情報で検索外注報告書を見ると、下のように、複数の検索式(¥1,¥2,¥3・・・)を作る際に、次の検索論理式から検索履歴を除きます。これで二重検索を防止しています。



J-PlatPatの特許・実用新案検索には、履歴演算機能がありません。
二重検索を避けたい場合は、以下のように、過去の履歴の検索式を丸写しして、notでつないでゆきます。
検索式#1=〇〇〇〇
検索式#2=▽▽▽▽#1〇〇〇〇
検索式#3=◇◇◇◇#1〇〇〇〇#2▽▽▽▽

検索論理式の保存

選択入力方式で作った特許検索論理式やそれを修正したもの、さらに論理式入力で自作した検索論理式は、論理式を保存のタグで、J-PlatPatに3個まで保存できます(保存には登録が必要です)。

4個目以降は、各自でメモ帳に保存しましょう。

検索論理式の呼び出し

保存した検索論理式は、論理式を読み込むのタグで呼び出します。

コンテンツ

CSV出力

CSV出力のための事前準備のために、 ID、パスワードの事前登録が必要です。

特許検索結果のCSV認証

出力件数は:
 要約有りは500件以内、
 要約無しは3000件以内です。
 要約付きを500件以上出力したい場合は、検索条件を見直すか、検索オプションの日付範囲で区分けします。

書誌情報と要約(有り・無しの選択可能)をCSV出力します。 
CSV出力をエクセルで開いて、適宜、見やすいように加工して、パテントマップの作成や調査結果報告書用に利用します。
 

特許検索結果のCSV出力

文献URLを残しておくと、後々、J-PlatPatの当該文献へアクセスするのに重宝です。

コンテンツ

経過情報照会

気になる特許文献が見つかったら、その経過情報にアクセスしてみます。

特許検索経過情報照会

コンテンツ

経過情報照会>出願情報

特許検索経過情報照会>出願情報

・現在の法的状態:
 未審査/未審査によるみなし取下げ/審査中/登録/拒絶査定等、いろいろです。

経過情報照会>経過記録

特許検索経過情報照会>経過記録
特許検索経過情報照会>経過記録

経過記録の項目:
 ・出願
 ・審査請求(出願から3年以内)の有無
 ・外部サーチャーによる検索報告書
 ・刊行物提供情報→包袋の閲覧請求
 ・審査記録 
  拒絶理由通知、手続補正書、意見書
  応対記録(補正案や意見書案の審査官との
  (Fax)による面接記録)
 ・審査前置(拒絶査定審判請求後の前審査官による再審査)

コンテンツ

特許外部検索報告書とは

審査官による出願審査に先立って、審査に有用な先行技術文献及び検索の状況を提供する仕組みです。

検索報告書の概略を以下に示します。

検索者は、特許庁に登録済みの検索外注事業者です。
報告書の作成割合は、審査請求された件数の2/3くらいでしょうか。残りの1/3は、早期審査案件やPCTのISRで審査官によって検索されていると予想します。
検索用文献は、審査官への情報提供に資するよう、日本と外国の特許・非特許文献です。
検索対象は、審査官が通常行う、Fターム、FI、フリーワード、審査官フリーワード、出願人、学術文献調査等です。
なお、検索報告書に記載の文献を審査官が拒絶理由の引用文献に採用するか否かは審査官の裁量です。実際、報告書のX、Y文献が無視されたり、A文献がY文献に格上げされたりします。


検索報告書の例を以下にいくつか示します。

特許外部検索報告書
特許外部検索報告書
と

検索外注報告書は、審査中に刊行物情報提供し、特許後に特許異議申立や無効審判を請求する際に、先行技術の調査によく使用します。

他にも、検索外注報告書は、特許調査に用いる検索論理式の作り方を勉強するのに大いに役立ちますが、いろいろと注意点があります。

・検索外注報告書の目的は、いわずもがな新規性と進歩性の調査です。そのサーチ戦略として、調査対象の新規性や進歩性を否定する先行技術文献まで近道を通ってたどりつくことが重要視され、ノイズや漏れはあまり気にしない感を受けます。
検索論理式の上位ステップに、以下のような手法:
1.発明に近い従来技術が記載されている可能性が高い出願人名や発明者名の出願履歴や、
2.拒絶理由通知後、実施例に限定する補正を見越して、サーチ対象を実施例レベル→クレームレベルに広げていく
がよく採用されています。

・検索外注報告書を俯瞰するとわかると思いますが、発明の内容や検索者の個性に依存して、検索論理式がインデックス検索重視やテキスト検索重視であったりします。インデックス重視は分類を探すのに役立ち、テキスト検索重視は上位概念や異表記を探すのに役立つので、報告書を数多く見て、役に立ちそうなところを抽出します。

・検索外注報告書は、特許庁審査官の使用する高度検索用端末によって検索された結果です。この端末の機能は、J-PlatPatの機能と完全に共通ではありません。
また、サーチ戦略として、まずX文献を探索し、次に範囲を広げてY文献の探索に移る場合、重複検索を避けるために履歴演算機能が有用です。履歴演算機能は、高度検索用端末に備えられていますが、J-PlatPatにはありません。

コンテンツ

経過情報>審判情報

特許検索経過情報照会>審判情報

コンテンツ

経過情報>分割出願情報

特許検索経過情報照会>分割出願

コンテンツ

J-PlatPatを用いた外国特許調査

その目的はいろいろありますが、最も重要なものは、国内特許文献では見つけきれなかった情報を捕捉することです。そのような情報は、主に無効化資料調査等に有用です。

外国特許調査は、日本の特許庁のJ-PlatPatにおいて、日本語や英語を用いて行うことができます。

検索外注報告書の検索論理式を見ると、J-PlatPatでも実行可能な様式の外国文献調査が行われています。

テキスト検索可能な範囲と検索論理式に使用できる構造タグは、テキスト検索の言語が英文/和文の違いや外国文献の種別によって、以下のように異なります。

テキスト検索用言語外国文献テキスト検索
の可能な範囲
検索論理式に使用可能な構造タグ
英文WO,EP,US英文テキスト全文(明細書、発明の名称、特許請求の範囲、実施例等)TX、TI、CL、EI等
IP、CP
テーマコード
GB,DE,FR,CH,CA要約のみAB
IP、CP
和文WO和文テキスト全文(発明の名称、特許請求の範囲、実施例等)
(ただし日本語出願のみ)
TX、TI、CL、EI等
IP、CP
テーマコード
US,EP和文抄録のみ
(2022年4月以降の公報は機械翻訳和抄となる)
AB
IP、CP、FI
テーマコード
CN,KR機械翻訳された和文テキスト全文(明細書、発明の名称、特許請求の範囲、実施例等)TX、TI、CL、EI等
IP、CP
テーマコード

日本固有のFタームのテーマコードが、英文検索でも使用できることが意外です(具体的な観点は使用できませんが)。
FIは使用できなくはないですが、外国文献にはIP又はCPを推奨します。

検索論理式のテキスト検索用のキーワードは、ヒットワードの反転表示で確認できます。

外国特許調査には、上記のようにいろいろな選択肢がありますが、テキスト全文検索ときめ細かな構造タグの使用を前提に、WO、EP及びUS特許には英文検索を、そしてCP及びKR特許には機械翻訳による和文検索がおすすめでしょう。

下の例は、「アルバローズエキスを配合した化粧料」の特許出願について、特許庁が外注した検索報告書を一部加工して転載したものです。

われわれのお手本となる検索報告書に記載される検索式は、J-PlatPatを用いた外国特許調査でも可能なことがよくわかります。

J-PlatPatの外国文献の英文検索機能は、2018年3月から付加されました。

英文検索なら、USPTOやEspacenetで直接行えばよいとの考え方もありますが、国内特許検索と同一のプラットフォームで同様の構造タグを用いて検索できるメリットは大です。

英文は単語同志が離れているので、和文検索とは検索論理式の立て方が相違します。

英文テキスト検索の際のテキスト入力のルールを、以下にまとめます。
・半角英数字のみを最大40字入力可能です。
・指定したテキストを文章中の単語単位で一致検索します。
・指定したテキストが複数の単語にまたがる場合は検索されませんが、単語中にハイフン(-)は空白とみなされれ、独立に検索されるようです。
・熟語等のフレーズは、シングルクオーテーション(’’)で囲むか、単語間をアンダーバー(_)に置き換えます。
・以下に示す2種類の異表記展開が自動で行われます:
 1.大文字小文字(そのまま、すべて大文字、すべて小文字、先頭だけ大文字)
 2.英単語の語尾変化形(複数形、比較級、最上級、過去形、過去分詞(不規則変化を含む)、現在分詞、所有格)

以下に、検索式のルールを例示します。

検索例ヒットする
(異表記展開等)
ヒットしない
(派生語等)
単語検索alcohol/TXalcohol
Alcohol
alcohols
alcoholfree
alcoholic
alcoholate
alcoholize
単語検索(ワイルドカード*使用)
0文字以上の任意の文字列を意味する
alcohol*’/TXalcohol
alcohols
alcoholic
alcoholate
alcoholize
単語検索(ワイルドカード?使用)
任意の1文字を意味する、?は複数個使用可
alcohol?’/TXalcoholsalcohol
alcoholic
フレーズ検索
熟語シングルクオーテーションで括るか、
単語間に区切り文字(アンダーバー、&、スペース等)を入れる
alcoholic beverage/TX
alcoholic_beverage/TX
alcoholic beverage
Alcoholic Beverage
alcoholic beverages
non-alcoholic beverage
2単語近傍検索(語順指定無し)
テキスト間に単語数とNを付加
butyl,4N,alcohol/TXbutyl alcohol
2単語近傍検索(語順指定有り)
テキスト間の単語数とCを付加
butyl,4C,alcohol/TXbutyl alcohol
3単語近傍検索(語順指定無し)
単語の最後に単語数とNを付加
{glycerin,PEG,glyceryl},3N
近傍検索+フレーズ検索(区切り文字使用)
include,10C,butyl_alcohol/TXincludes water, methanol, propanol, butyl alcohol and/or acetone
ワイルドカードや区切り文字の使用には、以下の注意が必要です。
ワイルドカードを単語の先頭にもってゆけません。
ワイルドカードの前に3文字以上なければ、エラーとなります。
ワイルドカードや区切り文字を用いると、ヒットワードが反転表示されないようです。

外国特許調査には、USPTOのPatent Public SearchやEPOのEspacenetに目が行きがちですが、複雑な検索には熟練を要します。

J-PlatPatの外国特許調査でも、上記ルールに従って検索論理式を直接作成すれば、外国特許庁のデータベースと遜色ない検索が可能であるといえます。

コンテンツ

外国特許の和文フリーワード検索

外国特許の和文フリーワード検索結果

外国特許の和文フリーワード検索結果韓国特許公開公報

検索された各公報のOPDをクリックして、パテントファミリー情報を確認します。

コンテンツ

外国特許の英文特許調査をやってみる

外国特許の英文フリーワード検索
外国特許の英文フリーワード検索結果

検索された各公報のOPDをクリックして、パテントファミリー情報を確認します。

J-PlatPatの外国特許調査のしかたを機能性食品と化粧品を例に取ってやや詳しく説明した事例も作成しましたので、それらもご参照ください。

機能性食品の外国特許調査→

化粧品の外国特許調査→

コンテンツ

OPD(ワン・ポータル・ドシエ)照会

五大特許庁や、WIPO-CASE 参加庁の複数庁に出願された特許出願(パテントファミリー)の手続や審査に関連する情報(ドシエ情報)を見やすい形式で一括参照することができます。

コンテンツは、外国出願の出願明細書、出願審査履歴、権利化情報等です。

OPD照会

コンテンツ

US(米国)書類の閲覧

OPD照会US(米国)書類閲覧
OPD照会US(米国)書類Claims閲覧

コンテンツ

KR(韓国)書類の閲覧

OPD照会US(韓国)書類閲覧
OPD照会US(韓国)OA閲覧

コンテンツ

非特許文献調査について

目的は、特許無効審判、特許異議申立請求、刊行物情報提供等に利用する文献を収集することである。

J-Plat Patを用いた非特許文献調査

J-PlatPatを用いた非特許文献調査
J-PlatPatを用いた非特許文献調査結果

コンテンツ

Google scholarを用いた非特許文献調査

 J-Plat PatのJ-Global、非特許文献は、商用データベースのためか、検索情報量が少ないです。 
      ↓

インターネット検索エンジンの活用が有効です。
 グーグル、google scholarでフリーワード検索し、
      ↓
 検索文献を、J-stage等で入手し、
      ↓  
 さらに、引用文献、著作者情報等を入手します。

Google Scholarを用いた非特許文献調査
Google Scholarを用いた非特許文献調査結果

コンテンツ

当所では、機能性食品と化粧品を題材とした特許調査と戦略的活用を説明するセミナーを行っています。ご興味のある方は、特許セミナーへ→

当所は、特許調査を積極的に行っておりますので、特許調査を手っ取り早く済ませたい方は当所にお任せください(当所が行う特許調査の特長→)。

Patent, Reseach and Consulting のNakajima IP Office
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